三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)と三菱電機ビルテクノサービス株式会社(取締役社長:佐藤秀一)は、共同で開発した「三菱ビル設備オープン統合システム『Facima BA-system』(ファシーマ・ビー・エー・システム)」を2009年1月20日から発売します。このシステムは、ビルの空調、照明や入退室などの各設備を監視・制御するビルオートメーションシステムで、「BACnet™」などオープン化システムにも対応しており、どのメーカーの設備とも接続可能です。また、現在使用中の製品とも接続可能なためリプレース計画の幅が広がります。
なお、三菱電機ビルテクノサービスでは、この製品を用いて、ビルのさまざまな設備の運転・運用状況などを把握し、設備運用プランを提案することで、ビルの省エネ・運営費用の省コスト化、資産価値の維持・向上を支援する新保守サービス「ビル設備運用システム&プランニング『Facima(ファシーマ)』」を今春から展開する予定です。
【三菱ビル設備オープン統合システム「Facima BA-system」の概要】
<製品名>
三菱ビル設備オープン統合システム「Facima BA-system」
(ファシーマ・ビー・エー・システム)
<発売日>
2009年1月20日
<出荷開始日>
2009年4月1日
<参考価格(税別)※>
4,000,000円から(最小システム構成)
※システム規模により、詳細は個別見積りとなります。
<販売目標>
2009年度 250システム
【三菱ビル設備オープン統合システム「Facima BA-system」の特長】
1.どのメーカーの設備にもフレキシブルに対応
国際標準の通信プロトコル「BACnet™」に準拠しています。さらに標準的な設備用ネットワーク技術「LONWORKS®」およびインターネット・プロトコル「IPv4/v6」に対応し、どのメーカーの設備とも特殊なインターフェースや機器を介さずに接続可能です。
既設ビルでは、従来から使用している設備を入れ替えることなく導入可能です。これまで他社の「ビル管理システム」を導入されているビルでも容易にシステム更新を図ることができます。
また、新設のビルにおいても、対応できる設備のメーカーは問いません。
*三菱電機製品との接続は、専用プロトコル「DIGUARD NET」で接続することで、より高度な機能連携が可能となります。
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システム構成イメージ図
FMS<ファシリティーマネジメントサーバー> SES<システムエクステンドサーバー> 監視PC<監視パソコン> BMS<ビルマネジメントシステム>(課金) FCP<ファシリティーコントロールプロセッサー> シーケンサ 2.設備管理のプロとしての経験を活かして使いやすさを追求 三菱電機ビルテクノサービスが55年間にわたりビルの設備に関わってきたノウハウを結集し、操作性、確認・登録のしやすさ、画面への表示項目など、管理する方の視点に立った設計をしています。 操作は、Web ブラウザーを使用するため、専用のアプリケーションは必要ありません。お客様のパソコンからも操作可能です。 |
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監視PC表示画面例
【ビル設備運用システム&プランニング「Facima」について】 三菱電機ビルテクノサービスが今春から展開する新保守サービスです。ビルの設備の「いま」をしっかり捉え、ビルの価値を高めるお手伝いをします。 1.「Facima BA-system」による各種データの収集 ビルの設備(空調・照明・受変電・セキュリティー設備等)の「データ」を「Facima BA-system」によって収集し、三菱電機ビルテクノサービスのデータサーバーに伝送・蓄積し、お客様とデータを共有化します。 2.データを分析して最適な運用をプランニング 収集したデータを細かく分析した上で、お客様の設備の最適な運用をプランニングします。また、省エネ提案や環境対策など、今日的なビル管理に求められる各種プラン案をお客様に代わって作成します。 3.各種プランのご提供 作成したプランをお客様にご提供します。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 本サービスをご利用いただくことで、設備管理の効率化、設備の効率的運用、省エネ活動の推進、設備修繕計画の最適化と中長期修繕計画の立案、改正省エネ法に対応した報告書の作成など、様々なサポートを受けることが可能になります。 なお、今春のサービス開始に向けて、より有用なプランニングのご提供を目指した研究を推し進め、サービスラインナップを充実させてまいります。
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