エレベーターは、運行中に停電が発生すると停止します。照明は消えますが、代わりに停電灯が点灯するので真暗にはなりません。三菱エレベーターの場合、停電時自動着床装置「MELD」(オプション)が装備されていれば停電検出から数十秒後に救出運転に切り替わります。まず、安全確認をし、バッテリーにより最寄り階までエレベーターを動かし扉を開けます。その約10秒後に自動的に扉が閉まり、復電するまで停止状態になります。
MELDが装備されていない場合は、動力電源が復電されるまでの間、利用者は閉じ込め状態となりますが、かご内インターホンで通話はできます。落ち着いて、かご内の状況(閉じ込めの状態、乗客数など)を連絡し、復電あるいは救出をお待ちください。