昨年11月に施行された「交通バリアフリー法」は、鉄道・バスなどの公共交通機関と駅周辺環境の段差の解消や障害者用設備の設置を進め、高齢者や身体障害者の移動の利便性と安全性向上を進める法律です。
駅のエレベーター・エスカレーター設置については、1日の利用者数5,000人以上、高低差5m以上の駅を優先的に、2010年までに整備をめざすとしています。これに該当する全国の駅を対象に、国土交通省(運輸省)が調査したエレベーター・エスカレーター設置状況は、エレベーター36%、エスカレーター60%でした。(1999年度末現在)。
これに先がけ、94年に高齢者や身体障害者も利用しやすい建築物に対して認定する「ハートビル法」が施行され、病院やスーパーなど公共性の高い施設でのバリアフリー化が進められています。